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バージョン: v18

ピクチャー

サポートされるネイティブフォーマット

4Dはピクチャーフォーマットのネイティブ管理を統合しています。 これは、ピクチャーが変換されることなく、元のフォーマットのまま 4D で格納、表示されることを意味します。 (シェイドや透過など) フォーマットにより異なる特定の機能はコピー・ペーストされる際にも保持され、改変なく表示されます。 このネイティブサポートは 4D に格納されるすべてのピクチャー (デザインモードでフォームにペーストされた スタティックピクチャー、ランタイムで 入力オブジェクト にペーストされたピクチャーなど) に対して有効です。

もっとも一般的なフォーマット (例: jpeg、gif、png、tiff、bmp、等) はどちらのフォーマットでもサポートされます。 macOS では、PDF フォーマットのエンコーディング/デコーディングも可能です。

サポートされるフォーマットの完全なリストは OS や、マシンにインストールされているカスタムコーデックによって異なります。 どのコーデックが利用可能かを調べるためには、PICTURE CODEC LIST コマンドを使用してください。また、データ型の ピクチャー の項も参照ください。

利用不可能なピクチャーフォーマット

マシン上で利用できないフォーマットのピクチャーに対しては、専用のアイコンが表示されます。 アイコンの下部にその拡張子が表示されます。

このアイコンは、そのピクチャーが表示されるべきところに自動的に使用されます:

このアイコンは、そのピクチャーがローカルでは表示も編集もできないことを意味します。ですが、中身を改変することなく保存し、他のマシンで表示することは可能です。 たとえば、Windows での PDF ピクチャーや、PICT フォーマットのピクチャーなどが該当します。

ピクチャー上のマウス座標

4D では、ピクチャー式 が設定された 入力オブジェクト をクリック、またはホバーした際のマウスのローカル座標を取得できます。これはスクロールやズーム処理がおこなわれている場合でも可能です。 このピクチャーマップに似た機構は、たとえば地図作製ソフトウェアのインターフェースや、スクロール可能なボタンバーを管理するのに使用できます。

座標は MouseXMouseY システム変数 に返されます。 座標はピクセル単位で表現され、ピクチャーの左上隅が起点 (0,0) となります。 マウスがピクチャの座標の外側にある場合には、MouseXMouseY には-1が返されます。

これらの値は、On ClickedOn Double ClickedOn Mouse upOn Mouse Enter、あるいは On Mouse Move フォームイベントの一部として取得することができます。