プロジェクトの開発

開発ツール

4D データベースプロジェクトは 4D Developer アプリケーションを使ってローカルに作成します。 4D Developer でプロジェクトを開くには、databaseName.4DProject という名称のファイルを選択します (4D プロジェクトのアーキテクチャー 参照)。 4D プロジェクトファイルの大多数はテキストファイルなため、任意のテキストエディターを使って作業することも可能です。 ファイルへの同時アクセスはファイルアクセスマネージャーによって管理されます (後述参照)。

4D Server も databaseName.4DProject ファイルを開くことができます: リモートの 4D マシンはデータベースに接続して利用することができますが、データベースストラクチャーファイルはすべて読み取り専用のため、開発はできません。

マルチユーザー開発は標準的なソース管理ツールを使っておこないます。これによって、異なるブランチで開発し、比較してマージまたは変更を戻すといった処理が可能になります。

プロジェクトファイルアクセス

4D Developer でプロジェクトを開発するにあたって、ストラクチャー要素やメソッド、フォームの作成・変更・保存には 4D のビルトインエディターを利用することができます。 このエディターの作業対象はディスク上のファイルなため、同じファイルが同時に編集されていたり削除されていたりといった場合には競合が発生します。 たとえば、1つのメソッドをメソッドエディターで編集しつつ、標準のテキストエディターでも開いて変更した場合に競合が起こりえます。

4D Developer のフレームワークには同時アクセスを制御するためのファイルアクセスマネージャーが含まれています:

• 開かれているファイルが OS レベルで読み取り専用の場合、エディターには鍵アイコンが表示されます:
• 開かれているファイルが複数のアクセスによって同時に編集を受けている場合、4D は保存時に警告ダイアログを表示します:
  • はい: 編集内容を破棄してリロードします
  • いいえ: 編集内容で上書き保存します
  • キャンセル: 保存しません

この機能はすべてのビルトインエディターにおいて有効化されています:

• ストラクチャーエディター
• フォームエディター
• メソッドエディター
• 環境設定
• ツールボックス