On Clicked
| コード | 呼び出し元 | 定義 |
|---|---|---|
| 4 | 4D View Pro エリア - 4D Write Pro エリア - ボタン - ボタングリッド - チェックボックス - コンボボックス - ドロップダウンリスト - フォーム - 階層リスト - 入力 - リストボックス - リストボックスカラム - ピクチャーボタン - ピクチャーポップアップメニュー - プラグインエリア - 進捗インジケーター - ラジオボタン - ルーラー - スピナー - スプリッター - ステッパー - タブコントロール | オブジェクト上でクリックされた |
説明
On Clicked イベントは、ユーザーがオブジェクト上でクリックしたときに発生します。
いくつかのフォームオブジェクトはキーボードからも操作可能です。 たとえば、チェックボックスがフォーカスを得ると、スペースバーでオン/オフを切り替えることができます。 この場合でも
On Clickedイベントは生成されます。
On Clicked イベントは通常、マウスボタンが離されたときに生成されます。 しかし、いくつか例外があります:
- 非表示ボタン: マウスがクリックされると、ボタンが離されるのを待たずに
On Clickedイベントが生成されます。 - ルーラー: オブジェクトメソッド実行 オプションが true に設定されていると、
On Clickedイベントはクリックがおこなわれるとすぐに生成されます。 - コンボボックス:
On Clickedイベントは、割り当てられたメニューでユーザーが別の値を選択した場合にのみ発生します。 コンボボックス は、割り当てられたドロップダウンリストにデフォルト値が提供された、入力可能なテキストエリアとして扱われます。 つまり、コンボボックス内におけるデータ入力処理は、On Before KeystrokeやOn After Keystroke、On Data Changeイベントを使用しておこなう必要があります。 - ドロップダウンリスト:
On Clickedイベントは、ユーザーがメニューで別の値を選択した場合にのみ発生します。On Data Changeイベントは、現在の値とは異なる値が選択されたときに、オブジェクトが操作されたことを検出することができます。 - リストボックスの入力セルが 編集中 のとき、マウスボタンが押されると
On Clickedイベントが発生するので、Contextual clickコマンドなどを使用することができます。
On Clicked イベントのコンテキストにおいては Clickcount コマンドを使うことによってユーザーがおこなったクリック数をテストすることができます。
On Clicked と On Double Clicked
On Clicked や On Double Clicked オブジェクトイベントプロパティを選択したのち、FORM Event コマンドを使用してオブジェクト上でのクリックを検知し処理することができます。 FORM Event コマンドはユーザーアクションに応じ、On Clicked または On Double Clickedを返します。
両イベントがオブジェクトに対し選択されている場合、ダブルクリックがおこなわれるとまず On Clicked が、そして On Double Clicked イベントが生成されます。
4D View Pro
このイベントは、4D View Pro ドキュメント上でクリックが発生したときに生成されます。 このコンテキストにおいて、FORM Event コマンドによって返される イベントオブジェクト には以下のプロパティが含まれています:
| プロパティ | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| code | longint | On Clicked |
| description | text | "On Clicked" |
| objectName | text | 4D View Pro エリア名 |
| sheetName | text | イベントが発生したシート名 |
| range | object | セルのレンジ |
例題
If(FORM Event.code=On Clicked)
VP SET CELL STYLE(FORM Event.range;New object("backColor";"green"))
End if