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バージョン: v20 R4 BETA

Directory Class

.creationDate

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.creationDate : Date

説明

.creationDate プロパティは、 フォルダーの作成日を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.creationTime

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.creationTime : Time

説明

.creationTime プロパティは、 フォルダーの作成時刻を返します (00:00 からの経過秒数の形式)。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.exists

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.exists : Boolean

説明

.exists プロパティは、 ディスク上にフォルダーが存在する場合は true を返します(それ以外の場合は false)。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.extension

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.extension : Text

説明

.extension プロパティは、 フォルダー名の拡張子を返します (あれば)。 拡張子は必ず"." で始まります。 フォルダー名が拡張子を持たない場合には、このプロパティは空の文字列を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.fullName

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.fullName : Text

説明

.fullName プロパティは、 拡張子 (あれば) を含めたフォルダーの完全な名称を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.hidden

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.hidden : Boolean

説明

.hidden プロパティは、 フォルダーがシステムレベルで "非表示" に設定されていれば true を返します(それ以外の場合は false)。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.isAlias

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.isAlias : Boolean

説明

.isAlias プロパティは、 Folder オブジェクトに対しては常に false を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.isFile

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.isFile : Boolean

説明

.isFile プロパティは、 フォルダーに対しては常に false を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.isFolder

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.isFolder : Boolean

説明

.isFolder プロパティは、 フォルダーに対しては常に true を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.isPackage

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.isPackage : Boolean

説明

.isPackage プロパティは、 フォルダーが macOS上のパッケージである (かつディスク上に存在している) 場合に true を返します。 それ以外の場合は false を返します。

Windows 上においては、.isPackage は常に false を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.modificationDate

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.modificationDate : Date

説明

.modificationDate プロパティは、 フォルダーの最終変更日を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.modificationTime

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.modificationTime : Time

説明

.modificationTime プロパティは、 フォルダーの最終変更時刻を返します (00:00 からの経過秒数の形式)。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.name

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.name : Text

説明

.name プロパティは、 拡張子 (あれば) を含まないフォルダー名を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.original

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.original : 4D.Folder

説明

.original プロパティは、 対象フォルダーと同じフォルダーオブジェクトを返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。

このプロパティは、フォルダーやファイルを処理する汎用的なコードを書くために使用できます。


.parent

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.parent : 4D.Folder

説明

.parent プロパティは、 対象フォルダーの親フォルダーオブジェクトを返します。 パスがシステムパスを表す場合 (例: "/DATA/")、システムパスが返されます。

親フォルダーが存在しない場合 (root) は、このプロパティは null値を返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.path

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.path : Text

説明

.path プロパティは、 フォルダーの POSIXパスを返します。 パスがファイルシステムを表す場合 (例: "/DATA/")、ファイルシステムが返されます。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.platformPath

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.platformPath : Text

説明

.platformPath プロパティは、 カレントプラットフォームのシンタックスで表現されたフォルダーのパスを返します。

このプロパティは 読み取り専用 です。


.copyTo()

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.copyTo( destinationFolder : 4D.Folder { ; newName : Text } { ; overwrite : Integer } ) : 4D.Folder

引数タイプ説明
destinationFolder4D.Folder->宛先フォルダー
newNameText->コピー先フォルダーの名前
overwriteInteger->既存要素を上書きするには fk overwrite を渡します
戻り値4D.Folder<-コピーされたフォルダー

|

説明

.copyTo() 関数は、 Folder オブジェクトを、destinationFolder 引数で指定したフォルダーへとコピーします。

destinationFolder 引数が指定するフォルダーはディスク上に存在している必要があり、そうでない場合にはエラーが生成されます。

デフォルトで、フォルダーは元の名前を維持したままコピーされます。 コピーの際にフォルダー名を変更したい場合、新しい名前を newName に渡します。 新しい名前は命名規則に則っている必要があります (例: ":", "/", 等の文字を含んでいない、など)。そうでない場合、エラーが返されます。

destinationFolder 引数が指定するフォルダー内に同じ名前のフォルダーが既に存在する場合、4D はデフォルトでエラーを生成します。 overwritefk overwrite 定数を渡すことで、既存のフォルダーを無視して上書きすることができます:

定数説明
fk overwrite4既存要素があれば、それを上書きします

戻り値

コピーされた Folder オブジェクト。

例題

ユーザーのドキュメントフォルダーにあるピクチャーフォルダーを、データベースフォルダー内にコピーします。

var $userImages; $copiedImages : 4D.Folder
$userImages:=Folder(fk documents folder).folder("Pictures")
$copiedImages:=$userImages.copyTo(Folder(fk database folder);fk overwrite)

.file()

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.file( path : Text ) : 4D.File

引数タイプ説明
pathText->ファイルのPOSIX相対パス名
戻り値4D.File<-File オブジェクト (無効な POSIXパスの場合には null)

|

説明

.file() 関数は、 Folder オブジェクト内に File オブジェクトを作成し、その参照を返します。

path には、返すべきファイルの相対的パスを POSIX 形式で渡します。 このパスは、親フォルダーを起点として評価されます。

戻り値

File オブジェクト (無効な POSIX path の場合には null)。

例題

var $myPDF : 4D.File
$myPDF:=Folder(fk documents folder).file("Pictures/info.pdf")

.files()

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.files( { options : Integer } ) : Collection

引数タイプ説明
optionsInteger->ファイルリストのオプション
戻り値Collection<-子ファイルオブジェクトのコレクション

|

説明

.files() 関数は、 フォルダーに格納されている File オブジェクトのコレクションを返します。

エイリアスまたはシンボリックリンクは解決されません。

options引数を渡さなかった場合はデフォルトで、フォルダーの第一階層にあるファイルのみがコレクションに返されます。これには非表示のファイルや、フォルダーも含まれます。 options 引数に以下の定数を一つ以上渡すことで、このふるまいを変更することができます:

定数説明
fk recursive1コレクションには、指定フォルダーとそのサブフォルダーのファイルが含まれます
fk ignore invisible8非表示設定のファイルは表示されません

戻り値

File オブジェクトのコレクション。

例題 1

データベースフォルダー内に非表示ファイルがないかどうかを調べます:

 var $all; $noInvisible : Collection
$all:=Folder(fk database folder).files()
$noInvisible:=Folder(fk database folder).files(fk ignore invisible)
If($all.length#$noInvisible.length)
ALERT("データベースフォルダーには非表示のファイルが存在します。")
End if

例題 2

ドキュメントフォルダー内にある、非表示でないファイルをすべて取得します:

 var $recursive : Collection
$recursive:=Folder(fk documents folder).files(fk recursive+fk ignore invisible)

.folder()

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.folder( path : Text ) : 4D.Folder

引数タイプ説明
pathText->ファイルのPOSIX相対パス名
戻り値4D.Folder<-作成された Folder オブジェクト (無効な POSIX path の場合には null)

|

説明

.folder() 関数は、 親の Folder オブジェクト内に新しい Folder オブジェクトを作成し、その参照を返します。

path には、返すべきフォルダーの相対的パスを POSIX 形式で渡します。 このパスは、親フォルダーを起点として評価されます。

戻り値

Folder オブジェクト (無効な POSIX path の場合には null)。

例題

 var $mypicts : 4D.Folder
$mypicts:=Folder(fk documents folder).folder("Pictures")

.folders()

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.folders( { options : Integer } ) : Collection

引数タイプ説明
optionsInteger->フォルダーリストのオプション
戻り値Collection<-子フォルダーオブジェクトのコレクション

|

説明

.folders() 関数は、 親フォルダーに格納されている Folder オブジェクトのコレクションを返します。

options引数を渡さなかった場合はデフォルトで、フォルダーの第一階層にあるフォルダーのみがコレクションに返されます。 options 引数に以下の定数を一つ以上渡すことで、このふるまいを変更することができます:

定数説明
fk recursive1コレクションには、指定フォルダーとそのサブフォルダーのフォルダーが含まれます
fk ignore invisible8非表示設定のフォルダーは表示されません

戻り値

Folder オブジェクトのコレクション。

例題

データベースフォルダー内にあるすべてのフォルダーおよびサブフォルダーのコレクションを取得します:

 var $allFolders : Collection
$allFolders:=Folder("/PACKAGE").folders(fk recursive)

.getIcon()

履歴
バージョン内容
v17 R5追加

.getIcon( { size : Integer } ) : Picture

引数タイプ説明
sizeInteger->取得するピクチャーの一辺の長さ (ピクセル単位)
戻り値Picture<-アイコン

|

説明

.getIcon() 関数は、 フォルダーのアイコンを返します。

任意の size 引数を渡すと、返されるアイコンのサイズをピクセル単位で指定することができます。 この値は、実際にはアイコンを格納している正方形の一辺の長さを表しています。 アイコンは通常、32x32ピクセル ("大きいアイコン") または 16x16ピクセル ("小さいアイコン") で定義されています。 この引数に 0 を渡すか省略した場合、"大きいアイコン" が返されます。

フォルダーがディスク上に存在しない場合、デフォルトの空のアイコンが返されます。

戻り値

フォルダーアイコンの ピクチャー