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バージョン: v20 R4 BETA

Data Collection

4D製品を改善し続けるために、実行中の 4D Server アプリケーションの使用状況データを自動的に収集します。 収集されるデータは完全に匿名で、データ収集がユーザーエクスペリエンスに影響を与えることはありません。

このページは以下を説明します:

  • どのような情報が収集されるか
  • どこに情報が保存され、いつ 4Dに送信されるか
  • ビルドされたクライアント/サーバーアプリケーションで自動データ収集を無効にする方法。

収集される情報

以下のイベント中にデータが収集されます:

  • データベースが開かれる
  • データベースが閉じられる
  • Webサーバーが起動される
  • php実行
  • クライアントが接続される
  • 収集データが送信される

また、一部のデータは一定時間ごとに収集されます。

データベース起動時に収集される情報

データタイプ注記
CPUTextプロセッサーの名前、種類、および速度
numberOfCoresNumberコアの合計数
memoryNumberマシン上で利用可能なメモリ容量 (バイト単位)
systemTextOS のバージョンとビルド番号
headlessBooleanアプリケーションがヘッドレスモードで実行されている場合は true
versionNumber4Dアプリケーションのバージョン番号
buildNumberNumber4Dアプリケーションのビルド番号
licenseObject製品ライセンスの名称と説明
isRosettaBooleanmacOS の Rosetta で 4D がエミュレートされている場合は True、そうでない場合は False (エミュレートされていない、または Windows の場合)。
uniqueIDText4D Server の固有ID
idText (ハッシュ文字列)データベースに関連付けられた一意の id (データベース名の多項式ローリングハッシュ)
dataFileSizeNumberデータファイルのサイズ (バイト単位)
indexesSizeNumberインデックスのサイズ (バイト単位)
cacheSizeNumberキャッシュのサイズ (バイト単位)
usingLegacyNetworkLayerBooleanアプリケーションサーバーに旧式ネットワークレイヤーが使用されている場合は true
usingQUICNetworkLayerBooleanデータベースが QUICネットワークレイヤーを使用している場合は True
encryptedConnectionsBooleanクライアント/サーバー接続が暗号化されている場合は True
encryptedBooleanデータファイルが暗号化されていれば true
compiledBooleanアプリケーションがコンパイル済みの場合は true
isEnginedBooleanアプリケーションに 4D Volume Desltop が組み込まれている場合は true
projectModeBooleanアプリケーションがプロジェクトの場合は true
mobileCollectionモバイルセッションに関する情報

Webサーバー起動時、収集データの送信時に収集される情報

データタイプ注記
webServerObjectWebサーバーが起動中、または起動済みの場合は "started":true

一定時間ごとに収集される情報

データタイプ注記
maximumNumberOfWebProcessesNumber最大同時Webプロセス数
maximumUsedPhysicalMemoryNumber最大使用した物理メモリ
maximumUsedVirtualMemoryNumber最大使用した仮想メモリ

収集データの送信時に収集される情報

データタイプ注記
uptimeNumberローカル4Dデータベースが開かれてからの経過時間 (秒単位)
cacheReadBytesObjectキャッシュから読み出したバイト数
cacheMissBytesObjectキャッシュミスバイト数
cacheReadCountObjectキャッシュの読み出し回数
cacheMissCountObjectキャッシュミス回数
dataSegment1.diskReadBytesObjectデータファイルから読み取ったバイト数
dataSegment1.diskWriteBytesObjectデータファイルに書き込んだバイト数
dataSegment1.diskReadCountObjectデータファイルからの読み取り回数
dataSegment1.diskWriteCountObjectデータファイルへの書き込み回数
indexSegment.diskReadBytesNumberインデックスファイルから読み取ったバイト数
indexSegment.diskWriteBytesNumberインデックスファイルに書き込んだバイト数
indexSegment.diskReadCountNumberインデックスファイルからの読み取り回数
indexSegment.diskWriteCountNumberインデックスファイルへの書き込み回数

データベースの終了時、収集データの送信時に収集される情報

データタイプ注記
webserverHitsNumberデータ収集中の Webサーバーのヒット数
restHitsNumberデータ収集中の RESTサーバーのヒット数
webserverBytesInNumberデータ収集中に Webサーバーが受信したバイト数
webserverBytesOutNumberデータ収集中に Webサーバーが送信したバイト数
qodly.webformsNumberQodly Webフォームの数

PHP execute の呼び出し毎に収集される情報

データタイプ注記
phpCallNumberPHP execute の呼び出し回数
externalPHPBooleanクライアントが PHP execute を呼び出して、独自のバージョンの php を使用した場合は True。

クライアント接続時に収集される情報

データタイプ注記
maximum4DClientConnectionsNumberサーバーへのクライアントの最大接続数
connectionSystemsCollectionビルド番号 (括弧内) なしのクライアントOSと、それを使用しているクライアント数

保存先と送信先

収集されたデータは、4D Server の終了時にデータベース毎にテキストファイル (JSON形式) に書き込まれます。 このファイルは、Active 4D Folder に格納されます。 つまり:

  • Windows: Users\[userName]\AppData\Roaming\4D Server
  • macOS: /Users/[userName]/Library/ApplicationSupport/4D Server

週に一度、ファイルはネットワーク経由で自動的に 4D に送信されます。 その後、ファイルは Active 4D Folder から削除されます。

何らかの理由でファイルを送信できなかった場合でも、ファイルは削除され、4D Server にエラーメッセージは表示されません。

このファイルは、次のサーバーアドレスに送信されます: https://dcollector.4d.com (ip: 195.68.52.83)。

ビルドされたクライアント/サーバーアプリケーションで自動データ収集を無効にする

ビルドされたクライアント/サーバーのアプリケーション で、自動データ収集を無効にすることができます。

データ収集を無効にするには、クライアント/サーバーアプリケーションのビルドに使用する buildApp.4DSettings ファイル内の ServerDataCollection キーに値 False を渡します。