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バージョン: v19 R8 BETA

プラグインの開発

プラグインの必要性

オブジェクトやレコードの操作、ユーザーインターフェースの実装のため、4D は数百のビルトインコマンドを提供していますが、さらに特殊な機能 (プラットフォーム依存のものなど) が必要になることがあります。たとえば、Windows上のODBC 、macOS上のアップルサービス、特殊な統計機能、ソーシャルネットワークログイン、決済用のプラットフォーム、ネットワークを介したファイルアクセス、特殊なユーザーインターフェース、独自のピクチャー構造などです。

これらの機能をすべて、macOS と Windows の両方で 4D コマンドによって提供しようとした場合、コマンド数は数千に膨れ上がると同時に、ほとんどのユーザーはそれらの追加機能を必要としないでしょう。 また、そのような万能ツールを作り上げたとしても、その結果として 4D 環境は複雑化することになり、4D の学習が困難になるだけでなく、成果が得られるまで時間を要するようになるでしょう。

4D 環境のモジュール性により、基礎的なアプリケーションの作成はもちろんのこと、非常に複雑なシステムの開発も可能です。 4D プラグインのアーキテクチャーによって、4D 環境はあらゆるアプリケーションとユーザーに対して開かれています。 4D プラグインによってアプリケーションやユーザーの生産性を飛躍させることができます。

プラグインとは何か

プラグインとは、4D 起動時にロードされるコードのことです。 プラグインは、4D に機能を追加します。

通常、プラグインは:

  • 4D ができないことを処理します (プラットフォーム特有の技術など)
  • 4D だけでは難しいことを実現します
  • プラグインのエントリーポイントの形でのみ提供されている機能を提供します

プラグインには通常複数のルーチンが含まれています。 プラグインは外部エリアを操作でき、外部プロセスを実行できます。

  • プラグインルーチン とは、ネイティブ言語 (通常は C あるいは C++) で書かれたルーチンで、なんらかの処理を実行します。
  • 外部エリア とはフォームの一部で、あらゆるものを表示することができ、必要に応じてユーザー操作を受け付けることができます。
  • 外部プロセス とは、通常はループ形式で単独実行されるプロセスのことです。 プロセスのコードはすべてプラグインに属しており、4D はプロセスに対してイベントを送受信するだけです。

重要な注記

プラグインは、小さな処理をおこなう一つのルーチンを実行するだけの、とても簡単なものでありえます。また、百以上のルーチンとエリアを扱うような、非常に複雑なものでもありえます。 プラグインの機能に制限はありませんが、プラグインの開発にあたっては、プラグインがあくまで従たるコードであることに留意が必要です。 プラグインは 4D 内で実行されます。 プラグインは独立したアプリケーションではなく、4D の一部です。 プラグインは、他のプラグインや 4D 自身と CPU 時間とメモリを共有します。したがって、プラグインのコードは、必要なリソースだけを使用する控えめなコードであるべきです。 たとえば、非常に長いループ処理においては (その重要性が絶対的な優先権を要求しないかぎり)、プラグインは PA_Yield() を呼び出して、4D のスケジューラーにも処理時間を割り当てるべきです。

プラグインの作り方

4D は GitHub 上に、4D Plugin API と the 4D Plugin Wizard を含んだオープンソースの プラグイン SDK (英語) を提供しています:

  • 4D Plugin API は C で書かれており、プラグインの開発を助けるための機能を400以上追加します。 4D Plug-in API の機能は、4D とプラグイン間の通信を管理します。
  • 4D Plugin Wizard は、4D プラグインの開発を簡略化するために不可欠なツールです。 プラグインのロードや、プラグインとの通信に 4D が必要とするコードがツールによって提供されることで、デベロッパーはプラグインの根幹をなすコードに集中することができます。

プラグインの共有

開発したプラグインを GitHub で公開し、4D開発者のコミュニティをサポートすることをお勧めします。 正しく参照されるためには、4d-plugin トピックをご利用ください。