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バージョン: v18

ブール

ブールのフィールド、変数、式は、true(真)またはfalse(偽)のいずれかになります。

ブール関数

4Dにはブール演算に使用することのできる、ブール関数があります: True, False, Not。 詳細については、これらのコマンドの説明を参照ください。

例題

ボタンの値に基づいて、ブール変数に値を設定します。 myButton ボタンがクリックされたら myBoolean に true を、クリックされていなければ false を設定します。 ボタンがクリックされるとボタン変数の値は1になります。

 If(myButton=1) // ボタンがクリックされたら
myBoolean:=True // myBoolean を true に設定
Else // ボタンがクリックされていなければ
myBoolean:=False // myBoolean を false に設定
End if

上のコードは以下のように一行で書くこともできます。

myBoolean:=(myButton=1)

論理演算子

4Dは、ブール式に対して機能する次の論理演算子をサポートしています: 論理積 (AND) と論理和 (OR)。 論理積 (AND) は両方の式が true である場合に true を返します。 論理和 (OR) は少なくとも一方の式が true の時に true を返します。 次の表に、論理演算子を示します:

演算シンタックス戻り値
ANDBoolean & BooleanBoolean("A" = "A") & (15 # 3)true
("A" = "B") & (15 # 3)false
("A" = "B") & (15 = 3)false
ORBoolean | BooleanBoolean("A" = "A") | (15 # 3)true
("A" = "B") | (15 # 3)true
("A" = "B") | (15 = 3)false

論理演算子 (AND) の真偽表を示します:

Expr1Expr2Expr1 & Expr2
truetruetrue
truefalsefalse
falsetruefalse
falsefalsefalse

論理演算子 (OR) の真偽表を示します:

Expr1Expr2Expr1 | Expr2
truetruetrue
truefalsetrue
falsetruetrue
falsefalsefalse

Tip: 式1と式2の排他的結合子演算を実行する必要がある場合、次の評価式を使用します:

 (Expr1|Expr2) & Not(Expr1 & Expr2)