スタティックピクチャー
概要
スタティックピクチャーは、4D フォームに設置することのできる スタティックオブジェクト で、フォームの装飾や、背景、ユーザーインターフェースなどの目的で使用されます。
スタティックピクチャーはフォーム外に格納され、参照によって挿入されます。 フォームエディターにおいては、コピーペーストやドラッグ & ドロップ操作によってスタティックピクチャーオブジェクトが作成されます。
複数ページあるフォームの 0ページにピクチャーを配置すると、そのピクチャーは自動ですべてのページに背景として表示されます。 またピクチャーを継承フォームに置くこともでき、そのフォームを継承するすべてのフォームの背景とすることもできます。 どちらの方法も、それぞれのページにピクチャーを配置するより、アプリケーションの動作が速くなります。
形式と保存場所
ピクチャーは 4D がネイティブに管理するフォーマットでなければなりません (4Dは主なピクチャーフォーマットを認識します: JPEG, PNG, BMP, SVG, GIF, 等)。
ピクチャーパスに指定できる場所は次の 2箇所です:
- プロジェクトデータベースの Resources フォルダー。 アプリケーション内の複数のフォームで画像を共有する場合に適切です。 この場合、パス名は "/RESOURCES/<picture path>" となります。
- フォームフォルダー内の画像用フォルダー (たとえば、Images と名付けたフォルダー)。 特定のフォームでしか画像が使われない場合や、そのフォームの全体を複製してプロジェクト内、または別のプロジェクトに移動させたい場合に適切です。 この場合、パス名は "<picture path>" となり、フォームフォルダーを基準とした相対パスです。
プロパティ一覧
タイプ - オブジェクト名 - CSSクラス - パス名 - 表示 - 左 - 上 - 右 - 下 - 幅 - 高さ - 横方向サイズ変更 - 縦方向サイズ変更 - 表示状態