ブール
ブールのフィールド、変数、式は、true(真)またはfalse(偽)のいずれかになります。
ブール関数
4Dにはブール演算に使用することのできる、ブール関数があります: True
, False
, Not
。 詳細については、これらのコマンドの説明を参照ください。
例題
ボタンの値に基づいて、ブール変数に値を設定します。 myButton ボタンがクリックされたら myBoolean に true を、クリックされていなければ false を設定します。 ボタンがクリックされるとボタン変数の値は1になります。
If(myButton=1) // ボタンがクリックされたら
myBoolean:=True // myBoolean を true に設定
Else // ボタンがクリックされていなければ
myBoolean:=False // myBoolean を false に設定
End if
上のコードは以下のように一行で書くこともできます。
myBoolean:=(myButton=1)
論理演算子
4Dは、ブール式に対して機能する次の論理演算子をサポートしています: 論理積 (AND) と論理和 (OR)。 論理積 (AND) は両方の式が true である場合に true を返します。 論理和 (OR) は少なくとも一方の式が true の時に true を返します。 次の表に、論理演算子を示します:
演算 | シンタックス | 戻り値 | 式 | 値 |
---|---|---|---|---|
AND | Boolean & Boolean | Boolean | ("A" = "A") & (15 # 3) | true |
("A" = "B") & (15 # 3) | false | |||
("A" = "B") & (15 = 3) | false | |||
OR | Boolean | Boolean | Boolean | ("A" = "A") | (15 # 3) | true |
("A" = "B") | (15 # 3) | true | |||
("A" = "B") | (15 = 3) | false |
論理演算子 (AND) の真偽表を示します:
Expr1 | Expr2 | Expr1 & Expr2 |
---|---|---|
true | true | true |
true | false | false |
false | true | false |
false | false | false |
論理演算子 (OR) の真偽表を示します:
Expr1 | Expr2 | Expr1 | Expr2 |
---|---|---|
true | true | true |
true | false | true |
false | true | true |
false | false | false |
Tip: 式1と式2の排他的結合子演算を実行する必要がある場合、次の評価式を使用します:
(Expr1|Expr2) & Not(Expr1 & Expr2)