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バージョン: 20 R6

サーバー設定

4D の RESTサーバーは、標準の HTTPリクエストを用いて外部アプリケーションがアプリケーションのデータにアクセスすることを可能にします。つまり、プロジェクトのデータクラス情報を取得したり、データを操作したり、Webアプリケーションにログインしたり、といったことが可能です。

REST機能を使い始めるまえに、まずは 4D REST サーバーの設定をおこない、これを起動させる必要があります。

RESTサーバーを開始する

セキュリティ上の理由により、デフォルトでは、4D は RESTリクエストに応答しません。 RESTサーバーを開始し、RESTリクエストを処理するには、ストラクチャー設定WebWeb機能 ページにて、RESTサーバーとして公開 オプションを有効化する必要があります。

alt-text

RESTサービスは 4D の HTTPサーバーを使用するため、4D Webサーバーが開始されていることを確認してください。

このオプションが有効化されると、「警告: アクセス権が正しく設定されているか確認してください。」という警告メッセージが表示されます。これは REST接続の認証設定がされていない限り、デフォルトではデータベースオブジェクトに自由にアクセスできてしまうためです。

変更を反映するには、4Dアプリケーションを再起動する必要があります。

RESTアクセスの制御

デフォルトでは、REST接続はすべてのユーザーに対してオープンですが、この状態はライセンス管理上もセキュリティ上も推奨されません。

As of 4D 20 R6, you configure REST accesses by enabling the force login mode and create an authentify() datastore class function to authenticate users and assign privileges to their web session.

互換性

The Access area in the Settings dialog box is only available in converted projects for compatibility. See Access for more information.

テーブルやフィールドの公開

4Dアプリケーションの RESTサービスが有効化されると、データストアインターフェース を通して 4Dデータベースのすべてのテーブルとフィールドおよび格納データが RESTセッションによってデフォルトでアクセス可能です。 つまり、すべてのデータにアクセス可能ということです。 たとえば、データベースに [Employee] テーブルが含まれている場合、次のように書くことができます:

http://127.0.0.1:8044/rest/Employee/?$filter="salary>10000"

このリクエストで、salary (給与) フィールドが 10000以上の社員データが取得されます。

"非表示" 属性を選択されたテーブルやフィールドも、デフォルトで REST に公開されています。

REST 経由でアクセス可能なデータストアオブジェクトを制限するには、アクセス不可にするテーブルやフィールドについて "RESTリソースとして公開" オプションを選択解除する必要があります。 許可されていないリソースへの RESTリクエストがあった場合、4Dはエラーを返します。

テーブルの公開

デフォルトでは、すべてのテーブルが REST に公開されています。

セキュリティ上の理由から、データベースの一部のテーブルのみを公開したい状況もあるでしょう。 たとえば、[Users] テーブルを作成し、その中にユーザー名とパスワードが保存されている場合、そのテーブルは公開しない方が賢明でしょう。

テーブルを公開したくない場合は:

  1. ストラクチャーエディターにて対象となるテーブルを選択し、右クリックでコンテキストメニューを開いてテーブルプロパティを選択します。

  2. RESTリソースとして公開 オプションの選択を解除します: alt-text 公開設定を変更する各テーブルに対して、この手順を繰り返します。

フィールドの公開

デフォルトでは、すべての 4Dデータベースフィールドが REST に公開されています。

テーブルの一部のフィールドのみを非公開にしたい状況もあるでしょう。 たとえば、[Employees]Salary のようなフィールドは非公開の方がよいでしょう。

フィールドを非公開にするには:

  1. ストラクチャーエディターにて対象となるフィールドを選択し、右クリックでコンテキストメニューを開いてフィールドプロパティを選択します。

  2. フィールドの RESTリソースとして公開 オプションの選択を解除します: alt-text Repeat this for each field whose exposure needs to be modified.

あるフィールドが REST を通してアクセス可能であるためには、その親テーブルも公開されている必要があります。 親テーブルが公開されていない場合、各フィールドの公開設定に関わらず、すべてのフィールドがアクセス不可になります。

プリエンプティブモード

4D Server上では、インタプリタモードであっても、RESTリクエストは自動的にプリエンプティブプロセスで処理されます。 そのため、コードは プリエンプティブ実行に準拠 している必要があります。

サーバーマシン上のインタープリターWebコードをデバッグするには、あらかじめサーバーのデバッガーを サーバー または リモートマシン で有効化する必要があります。 これにより、Webプロセスがコオペラティブモードに切り替わり、Webサーバーコードのデバッグが可能になります。

シングルユーザーの 4D では、インタープリターコードは常にコオペラティブモードで実行されます。