バックアップと復元
4Dには、アプリケーションのフルバックアップと復元用のモジュールが組み込まれています。
このモジュールにより、現在使用中のアプリケーションを終了しなくても、そのバックアップを作成することができます。 各バックアップには、プロジェクトフォルダー、データファイルのほか、任意の追加ファイルやフォルダーを含められます。 これらのパラメーターの指定は、最初にストラクチャー設定にておこないます。
バックアップは手動で実行するか、またはユーザーが操作しなくても定期的に自動実行することができます。 特定のランゲージコマンドやデータベースメソッドを使用すると、独自のインタフェースにバックアップ機能を統合することができます。
損傷したアプリケーションが開かれた場合には、自動的にアプリケーションを復元することができます。
また、この統合バックアップモジュールでは、ログファイル (.journal 拡張子のジャーナルファイル) を利用することができます。 このファイルは、データ上で実行された全操作の記録を保管し、2回のバックアップ間の安全性を完全に保証します。 使用中のアプリケーションに問題が発生した場合は、次回そのアプリケーションを開いたときに、データファイルから失われた操作が自動的に再統合されます。 ログファイルの内容はいつでも確認することができます。
バックアップを目的にデータを複製・同期することで、常に複数の完全一致するアプリケーションを管理したい場合には、他のソリューションを採用することもできます。 これらのソリューションは次のメカニズムや技術に基づいています:
- 4D Server を使い、(統合されたバックアップモジュールメカニズムを使用して) 論理ミラーを設定する
- SQL による同期
- HTTP による同期 (/rest/url)
4Dのセキュリティ機能の概要については、4D Security guide をご覧ください。