IMAPTransporter
IMAPTransporter
クラスを使って、IMAP メールサーバーからメッセージを取得することができます。
IMAP Transporter オブジェクト
IMAP Transporter objects are instantiated with the IMAP New transporter command. これらは、次のプロパティや関数を持ちます:
4D.IMAPTransporter.new()
4D.IMAPTransporter.new( server : Object ) : 4D.IMAPTransporter
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
server | オブジェクト | -> | メールサーバー情報 |
戻り値 | 4D.IMAPTransporter | <- | IMAP transporter オブジェクト |
説明
4D.IMAPTransporter.new()
関数は、新規の 4D.IMAPTransporter
型オブジェクトを作成して返します。 It is identical to the IMAP New transporter
command (shortcut).
.acceptUnsecureConnection
履歴
リリース | 内容 |
---|---|
17 R4 | 追加 |
.acceptUnsecureConnection : Boolean
説明
.acceptUnsecureConnection
プロパティは、暗号化された接続が不可能な場合に、 暗号化されていない接続の確立が許可されてれば true を格納します。
暗号化されていない接続が許可されていない場合には false が格納されており、その場合に暗号化された接続が不可能な場合にはエラーが返されます。
使用可能なセキュアなポートは次のとおりです:
-
SMTP
- 465: SMTPS
- 587 または 25: STARTTLS アップグレードがされた SMTP (サーバーがサポートしていれば)
-
IMAP
- 143: IMAP 非暗号化ポート
- 993: STARTTLS アップグレードがされた IMAP (サーバーがサポートしていれば)
-
POP3
- 110: POP3 非暗号化ポート
- 995: STARTTLS アップグレードがされた POP3 (サーバーがサポートしていれば)
.addFlags()
履歴
リリース | 内容 |
---|---|
20 | カスタムキーワードをサポート |
18 R6 | 追加 |
.addFlags( msgIDs : Collection ; keywords : Object ) : Object
.addFlags( msgIDs : Text ; keywords : Object ) : Object
.addFlags( msgIDs : Longint ; keywords : Object ) : Object
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
msgIDs | コレクション | -> | 文字列のコレクション: メッセージの固有ID (テキスト型) テキスト: メッセージの固有ID 倍長整数 (IMAP all): 選択されたメールボックス内の全メッセージ |
keywords | オブジェクト | -> | 追加するキーワードフラグ |
戻り値 | オブジェクト | <- | addFlags処理のステータス |
説明
.addFlags()
関数は、
msgIDs
のメッセージに対して、keywords
で指定したフラグを追加します。
msgIDs
には、以下のいずれかを渡すことができます:
- 指定するメッセージの固有ID を格納した コレクション
- 単一のメッセージの固有ID (テキスト)
- 以下の定数 (longint) を使用することで、選択されているメールボックスの全メッセージを指定することができます:
定数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
IMAP all | 1 | 選択されたメールボックスの全メッセージを選択します |
keywords
を使って、msgIDs
引数で指定したメッセージに対して追加するフラグを定義します。 以下の標準フラグおよびカスタムフラグを使用することができます (カスタムフラグのサポートはサーバーの実装に依存します)。
プロパティ | 型 | 説明 |
---|---|---|
$draft | ブール | メッセージに "draft" フラグを追加するには true |
$seen | ブール | メッセージに "seen" フラグを追加するには true |
$flagged | ブール | メッセージに "flagged" フラグを追加するには true |
$answered | ブール | メッセージに "answered" フラグを追加するには true |
$deleted | ブール | メッセージに "deleted" フラグを追加するには true |
<custom flag> | ブール | メッセージにカスタムフラグを追加するには true |
カスタムフラグ名は、次の規則に従う必要があります: キーワードは、制御文字とスペースを含まない、文字の大小を区別する文字列であり、次の文字は使用できません: ( ) { ] % * " \
- キーワードが考慮されるためには、その値が true でなければなりません。
- キーワードフラグの解釈は、メールクライアントごとに異なる可能性があります。
返されるオブジェクト
この関数は、IMAP ステータスを表すオブジェクトを返します:
プロパティ | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
success | ブール | 処理が正常に終わった場合には true、それ以外は false | |
statusText | テキスト | IMAPサーバーから返されたステータスメッセージ、または 4Dエラースタック内に返された最後のエラー | |
errors | コレクション | 4Dエラースタック (IMAPサーバーレスポンスが受信できた場合には返されません) | |
[].errcode | Number | 4Dエラーコード | |
[].message | テキスト | 4Dエラーの詳細 | |
[].componentSignature | テキスト | エラーを返した内部コンポーネントの署名 |