概要
Web やモバイル、デスクトップの運用形態に関わらず、データベースストラクチャーからユーザーインターフェースまで (コード、フォーム、メニュー、ユーザー設定、その他必要なリソース含む) 、4D アプリケーションのすべてのソースコードが 4D プロジェクトには格納されています。 4D プロジェクトは主にテキストファイルによって構成されています。
プロジェクトファイル
4D プロジェクトファイルは 4D または 4D Server で開いて編集します。 4D では、ストラクチャーエディター、メソッドエディター、フォームエディター、メニューエディターなど、機能の充実したエディターを使ってファイルを扱うことができます。
また、人間にも解読可能なテキストファイル (JSON、XML等) 形式で提供されているため、プロジェクトの読み書きは任意のコードエディターでおこなうことも可能です。
4D プロジェクトファイルによって、汎用的なコーディング、アプリケーションテンプレートの作成や、コードシェアリングが容易になります。 プロジェクトは内部的に フォルダーとファイル で構成されています。
4D プロジェクト開発の柔軟性が一番顕著になるのは、複数のデベロッパーがアプリケーションの同じ部分で同時に作業しなければならないときです。 4D プロジェクトファイルの管理には、Perforce、Git、SVNなどのソース管理リポジトリがとくに適しており、これらによって開発チームはつぎのような機能を活用できます:
- バージョン管理
- リビジョン比較
- ロールバック
開発
プロジェクトは ローカル または リモート で開くことができます:
- ローカル - プロジェクトファイルは使用するマシン内に保存されています。アプリケーションを開いて編集できるのは、そのマシンのみです。
- リモート - プロジェクトファイルは 4D Server を実行するマシン内に保存されています。4D を使って、クライアントとしてサーバーに接続し、プロジェクトを読み取り専用モードで開くことができます (おもにテスト目的)。 クライアントとサーバーの 両方が同一のマシン上で動いている 場合に限り、4D は 4D Server で実行されているプロジェクトを編集することができます。
ローカルかリモートかは、実行するプロジェクトを選択する際に選択します。
運用
プロジェクトファイルをコンパイルし、Web、モバイル、またはデスクトップ (クライアントサーバーまたはシングルユーザー) で運用することができます。
最終アプリケーション運用ファイルは 4D アプリケーションビルダー を使って生成します。 アプリケーションは、4D Server または 4D を使って開くほか、4D Volume ライセンスと統合することも可能です。