VP CREATE TABLE
履歴
リリース | 内容 |
---|---|
19 R8 | テーマオプションのサポート: bandColumn , bandRows , highlightFirstColumn , highlightLastColumn , theme |
19 R7 | allowAutoExpand オプションをサポート |
19 R6 | 追加 |
VP CREATE TABLE ( rangeObj : Object ; tableName : Text {; source : Text} {; options : cs.ViewPro.TableOptions} )
引数 | 型 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
rangeObj | オブジェクト | -> | レンジオブジェクト | |
tableName | テキスト | -> | 表組みの名称 | |
source | テキスト | -> | 表に表示するデータコンテキストプロパティ名 | |
options | cs.ViewPro.TableOptions | -> | 追加のオプション |
説明
VP CREATE TABLE
コマンドは、指定のレンジ内に表組みを作成します。 表組みを作成することで、関連するデータの管理や分析をより簡単におこなえます。 表組みは通常、関連するデータを行と列に含み、データコンテキスト を利用します。
rangeObj 引数には、表の作成場所としたいセルのレンジを渡します。
tableName には、表組みの名称を渡します。 名称は次の条件を満たさなくてはなりませ ん:
- シートにおいて固有のものである
- 5文字以上である
- 先頭が数字でなく、スペースを含まない
source には、表組みにデータを提供する データコンテキスト のプロパティ名を渡します。 これにより、表をデータコンテキストにバインドします。 データコンテキストが更新されると、表に表示されるデータも更新されます。 このデータコンテキストには、各要素が行を表すオブジェクトのコレクションが含まれている必要があります。
- source を指定しない場合、コマンドは rangeObj が定義するサイズの空の表を作成します。
- 指定された source をドキュメント内に完全に表示できない場合、表は作成されません。
options には、設定する表プロパティを格納する cs.ViewPro.TableOptions
クラス のオブジェクトを渡します。
options オブジェクトの中で、tableColumns コレクションが、表の列のデータ構造を決定します。 tableColumns コレクションの長さは、レンジの列数と等しくなければなりません:
- rangeObj の列数が tableColumns の列数より多い場合、表は追加の空列で埋められます。
- rangeObj の列数が tableColumns の列数より少ない場合、表はレンジの列数のみを表示します。
source を渡しながら、tableColumn オプションは渡さなかった場合、コマンドは自動的に列を生成します。 この場合、rangeObj はセルレンジでなければなりません。 そうでなければ、レンジ の先頭セルが使用されます。 列を自動生成する場合、次のルールが適用されます:
- コマンドに渡されるデータがオブジェクトのコレクションである場合、列のタイトルとしてプロパティ名が使用されます。 例:
([{ LastName: \"Freehafer\", FirstName: \"Nancy\"},{ LastName: \"John\", FirstName: \"Doe\"})
この場合、列のタイトルは LastName
と FirstName
になります。
-
スカラー値のコレクションを各行のデータとして渡すには、それらはサブコレクションとしてコレクションに格納されている必要があります:
- 第1レベルのコレクションは、値のサブコレクションを格納しています。 それぞれのサブコレクションは行を定義します。 行をスキップするには空のコレクションを渡します。 最初のサブコレクションに格納されている値の数により、生成されるカラム数が決定します。
- 列のタイトルとして、サブコレクションのインデックスが使用されます。
- それぞれのサブコレクションは行におけるセルの値を定義します。
Integer
,Real
,Boolean
,Text
,Date
,Null
,Time
またはPicture
の値が可能です。Time
の値は、VP SET VALUE でも記述されているように、time 属性を含むオブジェクトでなければなりません。
これは列を自動生成するときにのみ機能します。 tableColumns オプションを使用する場合、スカラーデータのコレクションは使用できません。
例題
データコンテキストを使用した表組みを作成します:
// データコンテキストを設定します
var $data : Object
$data:=New object()
$data.people:=New collection()
$data.people.push(New object("firstName"; "John"; "lastName"; "Smith"; "email"; "johnsmith@gmail.com"))
$data.people.push(New object("firstName"; "Mary"; "lastName"; "Poppins"; "email"; "marypoppins@gmail.com"))
VP SET DATA CONTEXT("ViewProArea"; $data)
// 表の列を定義します
var $options : cs.ViewPro.TableOptions
$options:=cs.ViewPro.TableOptions.new()
$options.tableColumns:=New collection()
$options.tableColumns.push(cs.ViewPro.TableColumns.new("name"; "First name"; "dataField"; "firstName"))
$options.tableColumns.push(cs.ViewPro.TableColumns.new("name"; "Last name"; "dataField"; "lastName"))
$options.tableColumns.push(cs.ViewPro.TableColumns.new("name"; "Email"; "dataField"; "email"))
// "people" コレクションから表を作成します
VP CREATE TABLE(VP Cells("ViewProArea"; 1; 1; $options.tableColumns.length; 1); "ContextTable"; "people"; $options)
このようになります:
参照
VP Find table
VP Get table column attributes
VP Get table column index
VP INSERT TABLE COLUMNS
VP INSERT TABLE ROWS
VP REMOVE TABLE
VP RESIZE TABLE
VP SET DATA CONTEXT
VP SET TABLE COLUMN ATTRIBUTES
VP SET TABLE THEME