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バージョン: 20 R8 BETA

WP Get attributes

WP Get attributes ( targetObj ; attribName ; attribValue {; attribName2 ; attribValue2 ; ... ; attribNameN ; attribValueN} )
WP Get attributes ( targetObj ; attribColl ) : Object

引数説明
targetObjObjectレンジまたは要素または4D Write Pro ドキュメント
attribNameText取得する属性の名前
attribValueText, Number, Array, Collection, Picture, Dateターゲットの属性のカレントの値
attribCollCollection取得する属性名のコレクション
戻り値Object属性名と値

説明

WP Get attributes コマンドは、4D Write Proレンジ、ヘッダー/フッター/本文/表、あるいはドキュメント内のあらゆる属性の値を返します。 このコマンドを使用すると4D Write Proのどのような内部属性(文字、段落、ドキュメント、表組み、画像など)にもアクセスすることができます。

targetObj 引数には、以下のいずれかを渡すことができます:

  • レンジ
  • 要素(ヘッダー / フッター / 本文 / 表 / 段落 / アンカーされた画像またはインラインの画像 / セクション / サブセクション / スタイルシート)
  • 4D Write Pro ドキュメント

attribName 引数には、取得したい属性の名前を渡します。

また、attribColl 引数には属性名のコレクションを渡すこともできます。この場合、コマンドはattribColl 引数に渡した属性とそれに対応する値を格納したオブジェクトを返します。

渡すことのできる属性の包括的な一覧と、そのスコープおよび値については、4D Write Pro属性 の章を参照してください。

引数として渡した要素内の同じ属性に対して異なる値があった場合、コマンドは以下のように対応します:

  • 数値に対しては、wk mixed を返します。
  • 配列の場合、空の配列を返します(attribValue が配列として定義されていた場合にはタブストップ、カラー)。ただしwk text shadow offset に関しては、配列の値は常に2つのエントリーを含みます。これらのエントリーは水平方向あるいは垂直方向のオフセット(あるいはその両方)がミックスされていた場合にはwk mixed が返されます。
  • 文字列の値に対しては、空の文字列を返します。
  • ピクチャーの値に対しては、空のピクチャーを返します。

注意: targetObj オブジェクトに段落スタイルシートと文字スタイルシートが格納されていた場合、段落スタイルシート名が返されます。

例題 1

選択されたエリアの背景色を取得したい場合を考えます:

 $range:=WP Selection range(*;"WParea")
WP Get attributes($range;wk background color;$bcol)

例題 2

選択したエリアのフォントサイズ、背景色と背景スタイルを、コレクションを使用して取得したい場合を考えます:

 $range:=WP Selection range(*;"WParea")
$collection:=New collection(wk font size; wk background color; wk border style)
$attributes:=WP Get attributes($range; $collection)

参照

WP RESET ATTRIBUTES
WP SET ATTRIBUTES