WP Get header
WP Get header ( targetObj ) | (wpDoc ; sectionIndex {; subSectionType} ) -> 戻り値
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
targetObj | Object | → | 4D Write Pro レンジ |
wpDoc | Object | → | 4D Write Pro ドキュメント |
sectionIndex | Integer | → | セクションインデックス |
subSectionType | Integer | → | サブセクションのタイプ(wk first page、wk left page、あるいは wk right page) |
戻り値 | Object | ← | 4D Write Pro ヘッダー |
説明
WP Get header コマンドはwpDoc 引数で指定したドキュメントの、targetObj 引数で指定したレンジ、あるいはsectionIndex 引数で指定したインデックスに関連付けられたヘッダーを返します。引数で指定した条件に合致するヘッダーが見つからなかった場合、コマンドはNull を返します。
- 第一シンタックス(targetObj 引数を使用)では、コマンドはレンジ内の最初のページのヘッダー、あるいは引数として渡されたセクション/サブセクションのヘッダーを返します。ページ内においてサブセクションがアクティブになっている場合、コマンドはアクティブなサブセクションのヘッダーを返します(そのため常に表示されているヘッダーを返します)。
- 第二シンタックス(wpDoc 引数)では、sectionIndex コマンドは引数で指定したセクションのヘッダーを返します(sectionIndex 引数の値は1以上でなければなりません)。
subSectionType 引数が渡された場合、コマンドは指定されたサブセクションタイプに関連付けられたヘッダーを返します。subSectionType 引数には以下の定数のどれか一つを渡すことができます:
| 定数 | 型 | 値 |
| ------------- | ---- | - |
| wk first page | 倍長整数 | 1 |
| wk left page | 倍長整数 | 2 |
| wk right page | 倍長整数 | 3 |
subSectionType 引数が指定されなかった場合、メインセクションのヘッダーが返されます。この場合、サブセクションがアクティブになっている場合、メインセクションのヘッダーオブジェクトはundefined となります(メインセクションのヘッダーはアクティブなwk first page あるいは wk left page サブセクションがない場合にのみ利用可能です)。
例題
ある4D Write Pro ドキュメントの最初のページのヘッダーを、他の4D Write Pro ドキュメントのすべてのページのヘッダーにコピーしたい場合を考えます:
var $headerSource;$rangeSource;$tempoc;$headerTarget;$rangeTarget : Object
$headerSource:=WP Get header([TEMPLATES]WPtemplate;1;wk first page) //セクション1の最初のページのヘッダーを取得
$rangeSource:=WP Text range($headerSource;wk start text;wk end text)
$tempoc:=WP New($rangeSource)
$headerTarget:=WP Get header([Docs]MyWPDoc;1) //セクション1の全ページ
$rangeTarget:=WP Text range($headerTarget;wk start text;wk end text)
WP INSERT DOCUMENT($rangeTarget;$tempoc;wk replace)
参照
4D Write Pro エリアを使用する
WP DELETE HEADER
WP Get footer
WP New header
WP Text range