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バージョン: 20 R7 BETA

WP Get text

WP Get text ( targetObj {; expressions} ) -> 戻り値

引数説明
targetObjObjectレンジ または 要素 または4D Write Pro ドキュメント
expressionsNumber式の評価の指定
戻り値TexttargetObjのテキスト

説明

WP Get text コマンドはtargetObj 引数で指定した4D Write Pro ドキュメントのテキストのコンテンツを取得します。

WP Get text は標準テキストのみを返します。適用されたスタイル(太字、イタリック、など)は全て無視されます。

targetObj 引数には、以下のいずれかを格納したオブジェクトを渡します:

  • レンジ
  • 要素(表 / 段落 / 本文 / ヘッダー / フッター / セクション / サブセクション)
  • 4D Write Pro ドキュメント

注:

  • targetObj 引数に4D Write Pro ドキュメントを渡した場合、コマンドはドキュメントの本文要素の部分のテキストしか返しません。
  • targetObj 引数にサブセクションを渡した場合、コマンドはその親セクションのテキストを返します。

expressions 任意の引数は、targetObj 引数の中にある4D 式の評価の仕方を定義します(詳細な情報については、フォーミュラの管理 のページを参照してください)。指定できるオプションは以下のとおりです:

定数コメント
wk expressions as source4D 式参照の元の文字列が返されます。
wk expressions as space各参照は、ノンブレークスペース文字として返されます。
wk expressions as value4D 式参照は評価された形式で返されます(オプションが渡されない際のデフォルト)。

重要: WP や ST コマンドで使用されるテキストレンジインデックスと同じになるのは、標準テキストにwk expressions as space を使用した場合のみです。WP やST コマンドでは常に式のサイズ=1 文字とみなすからです。

:

  • targetObj 引数のオブジェクトにピクチャーが含まれる場合、そのピクチャーは無視され、スペース文字(" ")が返されます。
  • targetObj 引数のオブジェクトに表が含まれる場合、各セルのコンテンツが個別の段落として扱われ、タブ区切りされたテキストとして返されます。行はキャリッジリターンで分割されます。

例題

以下のドキュメント内のテキストを取得したい場合を考えます:

以下のように書くことができます:

 $range:=WP Text range(myDoc2;wk start text;wk end text)
 vText:=WP Get text($range;wk expressions as value) // "Hello world! Today is: 06/03/18." を返す
 vText2:=WP Get text($range;wk expressions as source) // "Hello world! Today is: Current date." を返す
 vText3:=WP Get text($range;wk expressions as space) // "Hello world! Today is:  ." を返す

参照

WP SET TEXT
フォーミュラの管理