WP Selection range
WP Selection range ( {* ;} wpArea ) -> 戻り値
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時、wpAreaはオブジェクト名(文字列)。省略時はwpAreaはオブジェクトフィールドあるいは変数。 |
wpArea | Text | → | フォームオブジェクト名(*指定時)、または4D Write Proオブジェクト変数またはフィールド(*省略時) |
戻り値 | Object | ← | レンジオブジェクト または ピクチャーオブジェクト |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
互換性に関する注意
WP Selection range は以前のバージョンの4D Write Pro ではWP Get selection という名前でした。分かりやすさのために改名されました。
説明
WP Selection rangeコマンドはwpArea引数で指定した4D Write Proエリア内で現在選択されているコンテンツに基づいた、新しいレンジオブジェクトあるいはピクチャーオブジェクトを返します。
任意の * 引数を渡した場合、wpAreaがフォームオブジェクト名(文字列)である事を指示します。この引数を渡さなかった場合、wpAreaが4D Write Proオブジェクト変数あるいはフィールドであることを指示します。wpArea引数に4D Write Proエリアが渡されなかった場合、空のオブジェクトが返されます。
注: このコマンドを使用するには、wpArea がフォームに関連付けられている(つまりカレントのフォーム/ページ上に表示されている)必要があります。
アンカーされた画像(位置が固定されたピクチャー)がwpArea 引数内で選択されている場合、WP Selection range コマンドはレンジオブジェクトではなく、ピクチャー参照オブエジェクトを返します(詳細な情報については、WP Add picture コマンドの詳細を参照してください)。それ以外の場合には、コマンドは新しいレンジオブジェクトを返します。レンジオブジェクトの詳細については、セレクションレンジコマンド を参照してください。
例題
4D Write Proエリアから選択されたテキストを取得したい場合を考えます:
$range:=WP Selection range(*;"WParea")