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バージョン: 20 R7 BETA

WP SET VIEW PROPERTIES

WP SET VIEW PROPERTIES ( {* ;} wpArea ; wpViewProps )

引数説明
*演算子指定時: wpAreaはフォームオブジェクト名(文字列) 省略時: wpAreaはオブジェクトフィールドまたは変数(ドキュメント)
wpAreaText, Objectフォームオブジェクト名(* 指定時)または4D Write Pro オブジェクト変数またはフィールド(* 省略時)
wpViewPropsObject編集するビュープロパティ

説明

WP SET VIEW PROPERTIES コマンドを使用すると、wpArea 引数で指定した4D Write Pro エリアの、一つまたは複数のビュープロパティを動的に設定することができます。

任意の * 引数を渡した場合、wpArea 引数でフォームオブジェクト名(文字列)で指定します。省略時にはwpArea 引数で4D Write Pro ドキュメント(オブジェクト変数またはフィールド)を指定します。このコマンドはwpArea で指定したエリアがフォームオブジェクトまたはフォームページに割り当てられている(つまりフォーム内に表示されている)場合にのみ使用できます。4D Write Pro ドキュメントが複数のフォームオブジェクトに表示されている場合、どのビューを設定するのか定義するには * 引数を使用する必要があります。

wpViewProps 引数には、それぞれのプロパティが4D Write Pro エリア内で編集したいビュープロパティを格納しているオブジェクトを渡します。wpViewProps 引数に含まれていないビュープロパティは以前の値をそのまま保持します。以下の定数を使用することができます:

定数コメント
wk display formula as symboldisplayFormulaAsSymbolフォーミュラ参照を 記号として表します。これはフォーミュラが参照として表示されている場合にのみ動作します(wk visible references 参照)。取り得る値: True/False
wk formula highlightformulaHighlightフォーミュラハイライトのビューモード。取りうる値: wk references (デフォルト): 参照として表示されているフォーミュラがハイライトされます wk values: 値として表示されているフォーミュラがハイライトされます wk always: 表示モードに関わらず、フォーミュラは常にハイライトされます wk never: 表示モードに関わらず、フォーミュラはハイライトされません ハイライトされるフォーミュラのカラーはwk formula highlight color で設定することができます。
wk formula highlight colorformulaHighlightColorハイライトされたフォーミュラのカラー(wk formula highlight 参照)。取りうる値: CSS カラー文字列("#010101" または "#FFFFFF" またh "red") 4D カラー倍長整数値
wk page view modepageModeスクリーン上のフォームエリアに4D Write Pro ドキュメントを表示するモードです。取りうる値(文字列): "draft": 基本的なドキュメントプロパティだけの下書きモード "page": もっとも完全なビューモードで、ページのアウトライン、向き、マージン、改ページ、ヘッダー、フッターなどが表示されます。 "embedded": 埋め込みエリアに適したビューモード
wk resolutiondpi4D Write Pro エリアのコンテンツの画面解像度。取りうる値: wk auto (0) 1より大きい数字
wk spell enablespellEnabledスペルチェックを有効化します。取りうる値:True/False
wk visible background and anchored elementsvisibleBackground背景画像/背景色、アンカーされた画像またはテキストボックス(ディスプレイ用では、ページビューモードまたは埋め込みビューモードでのみ表示されるエフェクト)を表示または書き出しをします。取り得る値: True/False
wk visible empty imagesvisibleEmptyImages読み込めない、あるいは計算できない画像(空の画像またはサポートされていないフォーマットの画像)に対してデフォルトの黒い四角形を表示または書き出しします。取り得る値: True/False 値がFalse の場合、たとえ画像に境界線、幅、高さ、背景などが設定されてあっても空の画像要素は全く表示されないという点に注意して下さい。これはインライン画像のページレイアウトに影響する可能性があります。
wk visible footersvisibleFootersフッターを表示または書き出しします(表示用においてはページビューモードでのみ表示されるエフェクトです)。取りうる値: True/False
wk visible headersvisibleHeadersヘッダーを表示または書き出しします(表示用においてはページビューモードでのみ表示されるエフェクトです)。取りうる値: True/False
wk visible hidden charactersvisibleHiddenChars非表示文字を表示します。取りうる値: True/False
wk visible horizontal rulervisibleHorizontalRuler垂直ルーラーを表示します。取りうる値: True/False
wk visible HTML WYSIWYGhtmlWYSIWIGEnabledHTML WYSISYG ビューを有効化します。取りうる値: True/False
wk visible page framesvisiblePageFramesページフレームを表示します(ページビューモードでのみ表示されるエフェクトです)。取りうる値: True/False
wk visible referencesvisibleReferencesドキュメントに挿入されている4D 式を参照として表示または書き出しします。取りうる値: True/False
wk visible vertical rulervisibleVerticalRuler垂直ルーラーを表示します(ページビューモードでのみ表示されるエフェクトです)。取りうる値: True/False
wk zoomzoom4D Write Pro エリアのコンテンツを表示するズーム倍率。取りうる値: 1より大きい数値

どのプロパティもいつでも編集可能ですが、一部のプロパティはそれに対応している4D Write Pro 表示モードが使用されている時のみ考慮されます。そのため、ビュープロパティが変更されたとしても、カレントの表示モードでは視覚的には何も変化がない場合も有り得ます。

注: ビュープロパティについてのより詳細な情報については、4D Write Pro エリアを定義する のページを参照してください。

このコマンドを使用してwpArea 引数で指定したエリアに対してビュープロパティを設定した場合、フォームエリアが他の呼び出しで変更されない限りは指定したフォームエリアに適用され続けます。ただしプロパティの編集はドキュメントまたはフォームには保存されません。

例題

4D Write Pro エリアの一部のビュープロパティを設定したい場合を考えます:

 var $viewProps : Object
 $viewProps:=New object
 
 $viewProps[wk page view mode]:="page"
  // または $viewProps.pageMode="page"
 
 $viewProps[wk visible horizontal ruler]:=True
  // または $viewProps.visibleHorizontalRuler:=True
 
 $viewProps[wk visible vertical ruler]:=True
  // または $viewProps.visibleVerticalRuler:=True
 
 WP SET VIEW PROPERTIES(*;"4DWPArea";$viewProps)

参照

WP Get view properties