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バージョン: 20 R7 BETA

BLOB to real

BLOB to real ( BLOB ; realFormat {; offset} ) -> 戻り値

引数説明
BlobBlob実数値を取り出すBLOB
realFormatInteger0 Native real format 1 Extended real format 2 Macintosh Double real format 3 Windows Double real format
offsetVariableBLOB中のオフセット (バイト単位)
読み込み後、新しいオフセット
戻り値Real実数値

説明

BLOB to real コマンドは、blob BLOBから実数値を読み込み、その値を返します。

realFormat引数は、読み込む実数値の内部フォーマットとバイトオーダーを指定します。4Dが提供する以下の定義済み定数のうち、いずれかを渡します:

定数
Extended real format倍長整数1
Macintosh double real format倍長整数2
Native real format倍長整数0
PC double real format倍長整数3

プラットフォーム独立性に関する注意

MacintoshとPCプラットフォーム間でBLOBを交換する場合、このコマンドを使用する際の実数フォーマットとバイトスワップの管理は開発者に任されています。

offset引数を渡した場合、実数の値はBLOB内のオフセット(ゼロから開始)から読み込まれます。オプション引数offsetを指定しなかった場合には、BLOBの最初の8または10バイトが読み込まれます。

Note: 0からBLOBサイズ-8または-10の範囲のオフセット値(バイト単位)を渡す必要があります。この範囲の値を渡さないと、エラー-111が生成されます。

呼び出し後、offset変数は、読み込まれたバイト数分だけインクリメントされます。したがって、同じoffset変数を別のBLOB読み込みコマンドにも使用し、別の値をBLOBから読みだすことができます。

例題

以下の例ではBLOBから、オフセット0x200から開始して実数値を20個読み込んでいます:

 $vlOffset:=0x200
 For($viLoop;0;19)
    $vrValue:=BLOB to real(vxSomeBlob;PC byte ordering;$vlOffset)
  // Do something with $vrValue
 End for

参照

BLOB to integer
BLOB to longint
BLOB to text
INTEGER TO BLOB
LONGINT TO BLOB
REAL TO BLOB
TEXT TO BLOB