Compile project
Compile project {( {projectFile}{;}{options} )} -> 戻り値
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
projectFile | 4D.File | → | コンパイルするプロジェクトの.4DProject ファイル |
options | Object | → | コンパイルオプションを指定するオブジェクト |
戻り値 | Object | ← | コンパイルのステータスの情報を格納したオブジェクト |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
Compile project は、カレントのホストプロジェクト、またはprojectFile 引数で指定したプロジェクトをコンパイルします。コンパイルについてのより詳細な情報については、Compilation page on developer.4d.com を参照してください。
デフォルトで、このコマンドはストラクチャー設定で定義されているコンパイラオプションを使用します。任意のoptions 引数を渡すことで、それらを上書きすることができます。以下のシンタックスがサポートされています:
- Compile project(): 現在開かれているプロジェクトを、ストラクチャー設定で定義されているオプションを使用してコンパイルします。
- Compile project (options): 現在開かれているプロジェクトをコンパイルします。options 引数で定義されたオプションでストラクチャー設定を上書きします。
- Compile project (projectFile): projectFile 引数で指定された4DProject ファイルを、ストラクチャー設定で定義されているオプションを使用してコンパイルします。
- Compile project (projectFile; options): 引数で指定された4DProject ファイルを、options 引数で定義されたオプショ ンでストラクチャー設定を上書きします。
注: このコマンドを使用してバイナリーデータベースをコンパイルすることはできません。
コンパイラウィンドウとは異なり、このコマンドではコンパイルするコンポーネントを明示的に指定する必要があります。Compile project でプロジェクトをコンパイルする場合、options 引数のcomponents プロパティを使用してそのコンポーネントを宣言する必要があります。なお、そのコンポーネントは既にコンパイルされている必要があるという点に注意してください(バイナリーコンポーネントはサポートされません)。
コンパイルされたコードは、options 引数のtargets プロパティでの指定によって、DerivedData または Libraries フォルダに格納されています。.4dz ファイルを作成したい場合、コンパイルされたプロジェクトを手動でZIP圧縮するか、プロジェクトパッケージのビルド 機能を使用する必要があります。
プロパティに空のコレクションを渡した場合、Compile project はコンパイルせずにシンタックスチェックを実行します。
コンパイルエラーがもしあれば、errors コレクション内にオブジェクトとして返されます。
注: 他のコンパイルの実行中に、このコマンドを呼び出すことはできません(例えば、コンパイルウィンドウからローンチしたコンパイルが実行中である場合など)。