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バージョン: 20 R7 BETA

File

履歴
リリース内容
19 R4新しい HTTP Client log file 定数
17 R5追加

File ( path : Text { ; pathType : Integer }{ ; * } ) : 4D.File
File ( fileConstant : Integer { ; * } ) : 4D.File

引数説明
pathテキストファイルパス
fileConstant->4Dファイル定数
pathType整数fk posix path (デフォルト) または fk platform path
*operatorホストデータベースのファイルを返すには * を渡します
戻り値4D.File新規ファイルオブジェクト

説明

File コマンドは、4D.File 型の新しいオブジェクトを作成して返します。 このコマンドは 2種類のシンタックスを受け入れます。

File ( path { ; pathType } { ; * })

path には、ファイルパス文字列を渡します。 カスタムの文字列または ファイルシステム (例: "/DATA/myfile.txt") を渡すことができます。

File コマンドでは絶対パス名のみがサポートされます。

デフォルトで、4D は POSIXシンタックスで表現されたパスを期待します。 プラットフォームパス名 (Windows または macOS) を使用する場合、pathType 引数を使用してそのことを宣言する必要があります。 以下の定数を使用することができます:

定数説明
fk platform path1プラットフォーム特有のシンタックスで表現されたパス (プラットフォームパス名の場合には必須)
fk posix path0POSIXシンタックスで表現されたパス (デフォルト)

File ( fileConstant { ; * } )

fileConstant には、以下の定数のどれか一つを指定して 4Dビルトインの、またはシステムファイルを渡します:

定数説明
Backup history file19バックアップ履歴ファイル。 バックアップ保存先フォルダに保存されています。
Backup log file13カレントのバックアップのログファイル。 アプリケーションの Logs フォルダーに保存されています。
Backup settings file1プロジェクトの Settings フォルダーにある、デフォルトの backup.4DSettings ファイル (xml 形式)
Backup settings file for data17データフォルダーの Settings フォルダーにある、データファイル用の backup.4DSettings ファイル (xml 形式)
Build application log file14アプリケーションビルダーのカレントログファイル (xml 形式)。 Logs フォルダーに保存されています。
Build application settings file20アプリケーションビルダーのデフォルト設定ファイル ("buildApp.4DSettings")。 プロジェクトの Settings フォルダーに保存されています。
Compacting log file6Compact data file コマンドによって、あるいはメンテナンス&セキュリティセンター (MSC) によって作成された、直近の圧縮のログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
Current backup settings file18アプリケーションが現在使用している backup.4DSettings ファイル。 使用されるのはデフォルトのバックアップ設定ファイル、または、データファイル用のユーザーバックアップ設定ファイルです。
Debug log file12SET DATABASE PARAMETER(Debug log recording) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
Diagnostic log file11SET DATABASE PARAMETER(Diagnostic log recording) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
Directory file16プロジェクトアプリケーションにおいて、ユーザーとグループ (あれば) の定義が格納された directory.json ファイル。 このファイルは、データベースの user settings フォルダー (デフォルト、プロジェクトに対してグローバル)、または data settings フォルダー (データファイル専用) に保管されます。
HTTP Client log file24HTTP SET OPTION(HTTP client log) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
HTTP debug log file9WEB SET OPTION(Web debug log) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
HTTP log file8WEB SET OPTION(Web log recording) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
IMAP Log file23SET DATABASE PARAMETER(IMAP Log) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
Last backup file2任意の場所に格納されている、最終バックアップファイル (名称は: \<applicationName>[bkpNum].4BK)
Last journal integration log file22最後のログ統合ログファイル (あれば) の完全なパス名 (復元されたアプリケーションの Logs フォルダー内に保存されます)。 このファイルは、自動修復モードにおいてログファイル統合が発生した時点で作成されます。
Repair log file7メンテナンス&セキュリティセンター (MSC) 内からデータベースに対しておこなわれたデータベース修復のログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
Request log file10SET DATABASE PARAMETER(4D Server log recording) あるいは SET DATABASE PARAMETER(Client log recording) コマンドによって作成された標準のクライアント/サーバーログファイル (Webリクエストは除外)。 サーバー上で実行された場合には、サーバーログが返されます (ログファイルはサーバー上の Logsフォルダーに保存されています)。 クライアントで実行された場合には、クライアントのログが返されます (ログファイルはクライアントのLogsフォルダーに保存されています)。
SMTP log file15SET DATABASE PARAMETER(SMTP Log) コマンドによって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。
User settings file3設定が有効化されている場合、ストラクチャーファイルと同じ階層にある Preferences フォルダーに格納された、全データファイルの settings.4DSettings ファイル。
User settings file for data4データファイルと同じ階層にある Preferences フォルダーに格納された、カレントデータファイルの settings.4DSettings ファイル。
Verification log file5VERIFY CURRENT DATA FILE および VERIFY DATA FILE コマンドによって、あるいはメンテナンス&セキュリティセンター (MSC) によって作成されたログファイル。 Logs フォルダーに保存されています。

fileConstant 引数で指定したファイルが存在しない場合、null オブジェクトが返されます。 エラーは生成されません。

コマンドがコンポーネントから呼び出されている場合、* 引数を渡してホストデータベースのパスを取得するようにします。 * 引数を省略すると、常に null オブジェクトが返されます。

参照

Folder
Get 4D file
Object to path
Path to object