メインコンテンツまでスキップ
バージョン: 20 R7 BETA

OB Entries

OB Entries ( object ) -> 戻り値

引数説明
objectObjectコンテンツを返すオブジェクト
戻り値Collectionキー/値プロパティを格納したオブジェクトのコレクション

このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。

説明

OB Entries コマンドはobject 引数で指定したオブジェクトのコンテンツを、キー/値のペアとして格納したオブジェクトのコレクションを返します。

返されたコレクション内のそれぞれのオブジェクトには以下のプロパティが格納されています:

プロパティ詳細
key文字列オブジェクト内の列挙可能なプロパティ名
valueバリアントオブジェクト内の列挙可能なプロパティ値

返されるのは第1レベルのプロパティのみです(オブジェクト内にあるオブジェクトのプロパティは返されません)。返されるコレクション内のプロパティの順番は、プロパティの定義順に対応します。

例題

オブジェクトをハッシュマップ()として使用することで、ちょうどインデックスを使用するように、データへ素早く直接的にアクセスすることができるようになります(例: Maryの年齢を知りたいとき、$persons["Mary"]と書くことができるようになります)。

 var $individual;$persons : Object
 var $names;$ages : Collection
 
 $persons:=New object
 $persons["John"]:=42
 $persons["Andy"]:=24
 $persons["Mary"]:=30
 $persons["Paul"]:=50
 
 ALERT("The average age is "+String(OB Values($persons).average()))
 ALERT("There are "+String(OB Keys($persons).length)+" persons")
 
 $ages:=OB Entries($persons).query("value>:1";25)
 ALERT("There are "+String($ages.length)+" persons who are over 25")
 
 ALERT("Their names are: "+$ages.extract("key").join("-"))

参照

OB Keys
OB Values