On Host Database Event database method

$1 -> On Host Database Event データベースメソッド

引数	型		説明
$1	倍長整数	←	イベントコード

このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。

詳細

On Host Database Event データベースメソッド はデータベースが開いた時と閉じられた時に 4D コンポーネントにコードを実行させることが出来るようになりました。

注: セキュリティ上の理由から、このデータベースメソッドを使用可能にするためには、その実行をホストデータベースで明示的に許可する必要があります。詳細に関しては、Design Reference マニュアルを参照して下さい。

On Host Database Event データベースメソッド は、ホストデータベースのコンポーネントとして使用されているデータベースの中でのみ自動的に実行されます(ホストデータベースの設定で有効にされている必要があります)。このメソッドはホストデータベースの開閉に関するイベントが発生したときに呼び出されます。

イベントを扱うためには、 $1 引数の値をメソッド内で調べて、 "Database Events" テーマ内にある、以下の定数と比較する必要があります:

定数	型	値	コメント
On after host database exit	倍長整数	4	ホストデータベースの Semaphore データベースメソッドが実行を終了したところです。
On after host database startup	倍長整数	2	ホストデーターベースの データベースメソッドが実行を終了したところです。
On before host database exit	倍長整数	3	ホストデータベースは閉じられようとしているところです。ホストデータベースの Semaphore データベースメソッドはまだ呼び出されていない状態です。 ホストデータベースの Semaphore データベースは、コンポーネントの On Host Database Event データベースメソッド データベースメソッドが実行されている間は呼び出されません。
On before host database startup	倍長整数	1	ホストデータベースはちょうど開かれたところです。ホストデータベースの データベースメソッドはまだ呼び出されていません。 データベースメソッドは、 On Host Database Event データベースメソッド データベースメソッドがコンポーネント内で実行されている間は呼び出されません。

このコマンドにより、4D コンポーネントはホストデータベースのオペレーションに関連したプリファレンスやユーザー情報を読み込んだり保存したりすることが出来ます。

例題

On Host Database Event の典型例を紹介します:

  // On Host Database Event データベースメソッド
 var $1 : Integer
 Case of
    :($1=On before host database startup)
  // この部分にホストデータベースの "On Startup" データベースメソッドの前に実行したいコードを記述します
    :($1=On after host database startup)
  // この部分にホストデータベースの "On Startup" データベースメソッドの後に実行したいコードを記述します
    :($1=On before host database exit)
  // この部分にホストデータベースの "On Exit" データベースメソッドの前に実行したいコードを記述します
    :($1=On after host database exit)
  // この部分にホストデータベースの "On Exit" データベースメソッドの後に実行したいコードを記述します
 End case