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バージョン: 20 R7 BETA

Select RGB Color

Select RGB Color {( defaultColor {; message} )} -> 戻り値

引数説明
defaultColorInteger事前に選択されたRGBカラー
messageText選択ウィンドウのタイトル
戻り値IntegerRGBカラー

このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。

説明

Select RGB Colorコマンドはシステムカラー選択ウィンドウを表示し、ユーザによって選択された色のRGB値を返します。

システムカラー選択ウィンドウは以下のように表示されます。

MacintoshWindows

オプションの引数defaultColor を使用して、色を事前に選択できます。例えばこの引数を使用して、ユーザーが最後に設定した色をデフォルトで復元することができます。RGBのフォーマットカラーの値をこの引数に渡します (OBJECT SET RGB COLORSコマンドの説明参照)。SET RGB COLORSテーマにある定数の一つを使用できます。
引数defaultColorを省略したり0を渡すと、ダイアログボックスが開いたときに黒色が選択されます。

オプションの引数messageを使用して、システムウィンドウのタイトルをカスタマイズできます。この引数が省略されると、タイトル"カラー" がデフォルトで表示されます。

このダイアログボックスを受け入れた後の動作はプラットフォームにより異なります:

  • WindowsではユーザーがOKをクリックすると、コマンドから選択された色がRGBフォーマットで返され、OKシステム変数が1に設定されます。ユーザーがダイアログボックスをキャンセルするとコマンドは-1を返し、システム変数OKに0が設定されます。
  • Mac OSではクローズボックスをクリックするかEscキーを押してダイアログボックスを閉じます。ダイアログ内でのユーザーの操作に関わらず、いずれの場合もシステム変数OKは1に設定されます。コマンドは選択された色をRGBフォーマットで返します。ユーザーがカラーを選択しなかった場合、返される値はdefaultColorが渡されていればその値、渡されていなければ0です。

注: サーバーマシンまたはWebプロセス内では、このコマンドを使用しないでください。

参照

OBJECT SET RGB COLORS