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バージョン: 20 R7 BETA

SET MENU BAR

SET MENU BAR ( menuBar {; process}{; *} )

引数説明
menuBarInteger, Text, Textメニューバー番号または名前 または メニュー参照
processIntegerプロセス参照番号
*演算子メニューバーの状態を保存

このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。

説明

SET MENU BAR はカレントプロセスのみのメニューバーをmenuBarで指定したメニューバーで置き換えます。menuBar 引数には、新しいメニューバーの番号または名前を渡します。またメニューID (MenuRef 型, 16文字の文字列) を渡すこともできます。参照を使用する場合、メニューをメニューバーとして、あるいはその逆として使用できます (の節を参照)。

Note: メニューバー名には31文字までを指定でき、ユニークでなければなりません。

オプションのprocess 引数を使用すると、指定したプロセスのメニューバーをmenuBarに変更します。

Note: menuBarMenuRefを渡した場合、process 引数は意味を持たず、無視されます。

オプションの引数 * を使用すると、メニューバーの状態を保存できます。この引数が省略された場合、SET MENU BARが実行されたとき、コマンドはメニューバーを再初期化します。

例えばSET MENU BAR(1)を実行したとします。次にDISABLE MENU ITEMコマンドを使い、いくつかのメニューを使用不可にします。

SET MENU BAR**(1)**を2度目に実行すると、その実行が同じプロセスからでも別のプロセスからでも、メニューはすべて、元の使用可の状態に戻ります。

SET MENU BAR**(1;*)**を実行すると、メニューバーは前と同じ状態を保っており、使用不可にしたメニューは使用不可のままです。

Note: menuBarMenuRefを渡した場合、* 引数は意味を持たず、無視されます。

ユーザがアプリケーションモードに移ると、最初のメニューバー(メニューバー#1)が表示されます。データベースを開く際にや個々のユーザ用のStartupメソッドで目的のメニューバーを指定して、メニューバーを変更することができます。

例題 1

以下の例は、カレントメニューバーをメニューバー#3に変更し、メニューの状態を元に戻します:

 SET MENU BAR(3)

例題 2

以下の例題は、カレントメニューバーを“FormMenuBar1”という名前のメニューバーに変更し、メニューコマンドの状態を保存します。事前に選択不可に設定されたメニューコマンドは、選択不可のまま表示されます。

 SET MENU BAR("FormMenuBar1";*)

例題 3

以下の例は、レコードの変更中フォームのメニューバーをメニューバー#3に変更します。レコードの変更が終了すると、メニューの状態を保存してメニューバーをメニューバー#2に戻します:

 SET MENU BAR(3)
 ALL RECORDS([Customers])
 MODIFY SELECTION([Customers])
 SET MENU BAR(2;*)

例題 4

この包括的な例題では、以下のファイルメニューや編集メニューをプラグラムで作成します:

  //File メニューを作成するメソッド
 var FileMenu : Text //FileMenu にはFIleメニュー参照が含まれます
 FileMenu:=Create menu
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"My Database "+Get indexed string(131;29))
 SET MENU ITEM MARK(FileMenu;1;Char(18))
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"(-")
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"Quit the Test Application mode/Y")
 SET MENU ITEM PROPERTY(FileMenu;3;Associated standard action;ak return to design mode)
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"(-")
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"Preferences")
 SET MENU ITEM PROPERTY(FileMenu;5;Associated standard action;ak database settings) //Settings
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"(-")
 INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;Get indexed string(131;30))
 SET MENU ITEM PROPERTY(FileMenu;7;Associated standard action;ak quit) //Quit
 SET MENU ITEM SHORTCUT(FileMenu;7;Character code("Q"))
 
  //Find and Replace メニューを作成するメソッド
 var FindAndReplaceMenu : Text //FindAndReplaceMenu にはFind and Replaceメニュー参照が含まれます
 FindAndReplaceMenu:=Create menu
 APPEND MENU ITEM(FindAndReplaceMenu;"Find;Find Next;Find Previous;(-;Replace;Replace Next;Replace Previous")
 SET MENU ITEM SHORTCUT(FindAndReplaceMenu;1;Character code("F"))
 SET MENU ITEM SHORTCUT(FindAndReplaceMenu;5;Character code("R"))
 SET MENU ITEM METHOD(FindAndReplaceMenu;1;"MyFindMethod")
 
  //Edit メニューを作成するメソッド
 var EditMenu : Text //EditMenu には Edit メニュー参照が含まれます
 EditMenu:=Create menu
 APPEND MENU ITEM(EditMenu;"Cut;Copy;Paste")
 SET MENU ITEM SHORTCUT(EditMenu;1;Character code("X"))
 SET MENU ITEM PROPERTY(EditMenu;1;Associated standard action;ak cut)
 SET MENU ITEM SHORTCUT(EditMenu;2;Character code("C"))
 SET MENU ITEM PROPERTY(EditMenu;2;Associated standard action;ak copy)
 SET MENU ITEM SHORTCUT(EditMenu;3;Character code("V"))
 SET MENU ITEM PROPERTY(EditMenu;3;Associated standard action;ak paste)
 INSERT MENU ITEM(EditMenu;-1;"(-")
 INSERT MENU ITEM(EditMenu;-1;"Find and Replace";FindAndReplaceMenu) //サブメニューを持つアイテム
 
 main_Bar:=Create menu //他のメニューを統合してメニューバーを作成する
 INSERT MENU ITEM(main_Bar;-1;Get indexed string(79;1);FileMenu)
 APPEND MENU ITEM(main_Bar;"Edit";EditMenu)
 
 SET MENU BAR(main_Bar)

参照

メニューの管理