Web Event

Web Event : object

引数	型		説明
戻り値	Object	←	トリガーされたイベントに関する情報

説明

Web Event は、Web ページコンポーネントにリンクされた、トリガーされたイベントに関する情報を格納したオブジェクトを返します。

このコマンドは、4D Web サーバーによって管理されるWeb ページのコンテキスト内から呼び出さなければなりません。

戻り値

戻り値のオブジェクトには、以下のプロパティが格納されています:

プロパティ		型	説明
caller		string	イベントをトリガーしたコンポーネントのサーバー側参照
eventType		string	イベントの種類: onblur onfocus onclick onauxclick onmouseenter onmouseleave onkeyup onkeydown onchange unload onload - Page がロードされたときにトリガーされます
data		object	関連するコンポーネントに応じた追加の情報
	index	number	タブコンポーネント: タブのインデックス(インデックスは 0 から始まります) データテーブルコンポーネント: カラムの番号
	row	number	データテーブルコンポーネント: 行番号
	name	string	データテーブルコンポーネント: カラムの qodlyソース名(例: "firstname"、 "address.city")

例題

ここでの目的は、ユーザーがコンポーネント上をホバーした際にヘルプテキストを表示/非表示することです:

これは、("これはヘルプテキストです"というテキストを表示する)Text コンポーネントに保存された情報を表示する Text input コンポーネントに onmouseenter および onmouseleave イベントを割り当てることで可能になります。

このシナリオでは以下のような前提があります:

• Text input コンポーネントは、 orderNumber というサーバー側参照を持ちます。
• Text コンポーネントは helpOn_orderNumber というサーバー側参照を持ちます。
• onmouseenter および onmouseleave イベントの両方には公開された help() 関数が割り当てられており、そこには以下のようなコードが書かれています:

shared singleton Class constructor()
exposed Function help()
	
	var event : Object
	var myForm : 4D.WebForm
	var componentRef : Text
	
	myForm:=web Form
	event:=web Event
	componentRef:=event.caller

	Case of 
		: (event.eventType="onmouseenter")  // onmouseenter イベント
			myForm["helpOn_"+componentRef].show()  // "helpOn_orderNumber" という参照のText コンポーネントを
			// 表示することで "orderNumber" にヘルプを表示する
		: (event.eventType="onmouseleave")  // onmouseleave イベント
			myForm["helpOn_"+componentRef].hide()  // orderNumber のヘルプを非表示にする
			
	End case 

このヘルプが表示されていない状態でWeb ページを開くためには、この関数をWeb ページの onload イベントに割り当てます:

exposed function hideOnLoad()
	webForm.helpOn_orderNumber.hide()

参照

Web Form
WebForm class
WebFormItem class

プロパティ

コマンド番号	1734
スレッドセーフ	✗