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バージョン: 20 R6

日付と時間のフォーマット

アプリケーション、プラットフォーム、またはインターフェースの要件に従って、4Dプロジェクトにおける日付や時間の表示形式を管理しなくてはならない場合があります。

4Dには、デフォルトの形式に加えて、カスタマイズされた日付と時間のフォーマットを作成および適用するために使用できる包括的なパターンのリストが含まれています。 カスタマイズされたフォーマットパターンは、以下の機能でサポートされています:

パターンリスト

以下の表は、日付/時間フォーマットでサポートされているすべてのパターンの一覧です (一部の出力はローカライズされており、システムパラメーターに依存します)。

記号意味パターン出力例
G元号G, GG, GGG西暦
GGGG西暦
GGGGGA
yyy96
y または yyyy1996
Yウィークカレンダーの年Y1997
u拡張年u4601
Q四半期Q2
QQ02
QQQQ2
QQQQ第2四半期
QQQQQ2
q四半期 (単独)q2
qq02
qqqQ2
qqqq第2四半期
qqqqq2
MM9
MM09
MMM9月
MMMM9月
MMMMM9
L月 (単独)L9
LL09
LLL9月
LLLL9月
LLLLL9
w週番号w27
ww27
dd2
dd2
D日 (年始からの日数)D189
E曜日E, EE, EEE
EEEE火曜日
EEEEE
EEEEEE
eローカル曜日e3
ee03
eee
eeee火曜日
eeeee
eeeeee
cローカル曜日 (単独)c, cc3
ccc
cccc火曜日
ccccc
cccccc
a午前、午後a, aa, aaa午後
aaaa午後
aaaaa午後
b午前、午後、正午b, bb, bbb正午
bbbb正午
bbbbb正午
B時間帯表現B, BB, BBB
BBBB
BBBBB
h時間 (1~12)h7
hh07
H時間 (0~23)H0
HH00
K時間 (0~11)K0
KK00
k時間 (1~24)k24
kk24
mm4
mm04
ss5
ss05
タイムゾーン: ISO8601 基本 hm? 0 の場合は Z 表示-08, +0530, Z
タイムゾーン: ISO8601 基本 hm, 0 の場合は Z 表示XX-0800, Z
タイムゾーン: ISO8601 拡張 hm, 0 の場合は Z 表示XXX-08:00, Z
タイムゾーン: ISO8601 基本 hms?, 0 の場合は Z 表示XXXX-0800, -075258, Z
タイムゾーン: ISO8601 拡張 hms?, 0 の場合は Z 表示XXXXX-08:00, -07:52:58, Z
xタイムゾーン: ISO8601 基本 hm?, Z 表示なしx-08, +0530, +00
タイムゾーン: ISO8601 基本 hm, Z 表示なしxx-0800, +0000
タイムゾーン: ISO8601 拡張 hm, Z 表示なしxxx-08:00, +00:00
タイムゾーン: ISO8601 基本 hms?, Z 表示なしxxxx-0800, -075258, +0000
タイムゾーン: ISO8601 拡張 hms?, Z 表示なしxxxxx-08:00, -07:52:58, +00:00
Oタイムゾーン: 短いローカライズされた GMTOGMT+9
タイムゾーン: 長いローカライズされた GMT (=ZZZZ)OOOOGMT+09:00
zタイムゾーン: 共通形式z, zz, zzzJST
zzzz日本標準時
zzzzz日本標準時
'テキスト用エスケープ''
' '2つの一重引用符は 1つの一重引用符として解釈されます' '' '

パターンについて

y vs Y

y は暦年、Y は週番号に基づく年です。 たとえば、2010年の1月の最初の日が週番号1ではない場合、y = 2010 かつ Y = 2009 となりえます (2010年の最初の週が始まる日まで)。(週番号の数え方にはいくつかの方式があります)

L (単独) vs M

ロシア語、スロバキア語など一部の言語では、単独で使用される月名と日付内の月名が異なります。 たとえば、"2010年1月10日" と "1月の約束" の "1月" が同じ綴りで表現されません。

e vs c

LM の場合と同様に、c は単独で使用される曜日 ("毎週火曜日") に使用するのに対し、e は日付内の曜日 ("1951年1月15日火曜日") に使われます。

E vs e

e はシステムの設定に基づいています。もし週が水曜日から始まるとシステムで定義されている場合、水曜日は数値の "1" (または "0") を持つことになりますが、E は常に同じ値を返します (1〜7 または 0〜6)。

先頭のゼロ

一般的に、フォーマット文字列の文字数が数値の桁数よりも多い場合、先頭にゼロが追加されます。 例: "yyyyyy" は "001996" と表示されます。

ローカライズされた出力

一部の出力 ("正午"、"火曜日" など) は、地域設定に応じてローカライズされます。

たとえば、時間 13:25:34 の場合、米国のシステムでは in the afternoon、フランスのシステムでは après-midi、日本のシステムでは と表示されます。

追加の文字

フォーマット文字列には、フォーマット文字として解釈されない文字を含めることができます。追加の文字が "a" から "z" または "A" から "Z" の間の文字の場合、それらは一重引用符で囲む必要があります。

例:

"15:30:00" をパターン "HH 'hours and' mm 'minutes'" で表現すると、"15 hours and 30 minutes" と出力されます。

先頭と末尾のスペース

パターンの先頭と末尾のスペースは、出力の際に自動でトリミングされます。 結果の文字列の先頭や末尾にスペースを入れるには、一重引用符で囲む必要があります。

例:

" HH : mm : ss " ---> "09 : 10 : 25"
"' 'HH : mm : ss' '" ---> " 09 : 10 : 25 "

例題

日付/時間パターン戻り値コメント
2000/06/15"QQQQ""第2四半期"ローカライズ済み
2001/03/17"D""76"年始から 76日目
1954/03/17"w""12"年の 12週目
1954/03/17"eeee""水曜日"ローカライズ済み
15:00:00"a""午後"
18:00:00"a K""午後 6"
13:30:15"aa hh:mm O""午後 01:30 GMT+9"

参照

カスタムの日付と時刻のフォーマットに関する詳細については、このブログ記事 を参照ください。